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Vol.1 創刊号

Web マガジン Orgue     Vol.1 2011年4月

この度、オルガンが大好きな方に楽しんでいただけるためのWebマガジンを創刊しました。
国内外のオルガン紹介や、オルガニストの方がたへのインタビュー、オルガンの質問箱、
コンサート紹介などをしていきます。
読者のみなさまからのリクエストも受け付けますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
記念すべき創刊号は、盛りだくさんになっています。お楽しみください。

目次:
☆自主企画オルガンコンサート 第一弾 7月16日
☆世界のオルガン紹介         ベルギー王国 フィニエステール聖母教会
☆オルガニストの輪(インタビュー)  国分 桃代さん
☆日本のオルガン紹介         秋田アトリオンホール

☆自主企画オルガンコンサート 第一弾!!!!!
2011年7月16日(土曜日)に世田谷区の松本記念音楽迎賓館に国分 桃代さんをお迎えして
オルガンコンサートを開催します。
オルガンとチェンバロを演奏し、バッハのオルガン曲についての解釈や、今だからこそ「命」についてなど
のお話しをされます。
解説は、日本語と随時フランス語でお願いし在日ベルギー人の方にもたくさんお出でいただきたいと考えています。ベルギー製のオルガンを使いサロンのような場所で、土曜日の午後のひと時に、ヨーロッパで活躍している国分さんの演奏で、バッハの曲を聴く極上の時をお過ごしになりませんか。
このHPからコンサートのお申込みもできますので、詳細は、コンサート案内をご覧願います。
たくさんの方にお出でいただくのをお待ちしております。

尚、当日は、ベルギーグッズ、CDを販売し、売上げの全額とコンサート売上げの一部を
日本赤十字社を通じて東日本大震災の被災地に寄付いたします。

☆世界のオルガン紹介:
ベルギー王国の首都ブリュッセルの繁華街の真ん中にある教会です。
近くには、大野 和士さんが指揮をされていたオペラで有名な王立モネ劇場があります。
フィニエステール聖母教会は、ベルギー王室にもゆかりのある教会です。
毎週月曜日にオルガンの無料コンサートが開催されています。
このコンサートは、今回、インタビューをさせていただいた国分 桃代さんが主催されています。
オルガンについては、インタビュー記事の中をお読みください。
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☆オルガニストの輪(オルガニストの方と毎回、インタビューをします)
国分 桃代さん
国分 桃代さん

国分 桃代さんはベルギーのブリュッセルにあるフィニエステール聖母教会のオルガニストです。
国内外での演奏活動のほか、オルガン指導、合唱指導もされ、奏楽者としても演奏家としてもご活躍されています。オルガニストでいらっしゃるご主人さまとのすてきな連弾コンサートや、とても可愛いお嬢様の良きママでもあります。どうぞよろしくお願いいたします。

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♪オルガニストでいらっしゃるフィニエステール教会のオルガンについて教えていただけますか?
1856年にベルギー人のイポリート・ロレ氏によって建造された後期古典ー初期ロマン派の3段鍵盤36ストップのオルガンです。
20世紀中頃にネオバロックの流行で、いろいろなストップが付け足され演奏台も電気式になったのですが、ブリュッセルでも随一のショッピングセンターに面している教会のため、正面にあるイノヴァシオンデパートの火災の水害で1970年にまったく使えなくなりました。
そのあと2000年 までオルガンは使用が不可能だったのですが、ベルギー、スパのトマオルガン工房に よって当時の姿に修復され、美しい音色がよみがえりました。

♪オルガンとの出会いについて教えてください。
職業として興味を持ったのは、子供のころから通っていた教会学校で伴奏をするのが好きだったことから。また、自分は声が小さいので、朗々としたオルガンの「声」に惹かれたことと、鍵盤楽器が大好きでした。

♪オルガンを弾いているときに大事にすることは何ですか?
耳だけを使って音楽作りをすることです。音響もオルガンも場所が変わったり、人の入り具合によって様々に音が変わるので、自分の頭の中で音楽を作りきらないようにしています。

♪お好きなストップがあれば教えてください。
ストラスブルグの「神はわが盾」教会のゲムスホルン8フィート。
フィニステール教会のハーモニック・フルート8フィート。
名前が同じでもオルガンによって音が違うので一概にはいえませんが、
カンタトンQuintatonがあると必ず使いたくなります。

♪オルガン曲で好きな曲を1つあげるとしたら何ですか?
Bachから1曲:トリオソナタ第3番ニ短調
その他から1曲:モーリス・デュルフレのアランの名によるプレリュードとフーガ

♪今回、製作されたCDについての思い出や、こぼれ話しなどがあれば教えてください。
今作っているCDで、膨大な時間数ある録音を逐一自宅で聴いて選び、スタジオでモンタージュしてもらっているところなのですが、演奏はいいとしても、アシスタント(夫)や録音技師(親友)とのやりとりも録音されているので聞くことになります。その会話の自分の言い方を聞いていると、自分がどんなにヒドい人かわかって身につまされます。
そんなことないですよ。音楽に対して桃代さんはいつも真剣勝負なだけです。普段は、とても楽しい
体育会系ママです。(筆者)

♪ベルギーのオルガン事情について教えてください。
古い楽器がたくさんあります。良い状態のものも西暦2000年ごろをピークに増えましたが、修復待ちの楽器のおびただしいこと!
まだまだ弾けない状態の楽器がたくさんあることを思うと残念ですが、長期的には希望があるのではないでしょうか。

♪今後の予定、やりたいことなどあれば教えてください。
オルガンのないところに移動式のオルガンを持って行って演奏する。
私も是非、企画したいです。(筆者)

♪最後に、このインタビューは’オルガニストの輪’という趣旨で、次にインタビューをさせていただくオルガニストをご紹介していただくようにしています。どなたか、ご紹介いただけますでしょうか?

〇〇さんですね。(次号をお楽しみに!!)ヒント:国内外での演奏活動をはじめ、所沢ミューズのオルガン講座講師としてもご活躍の方ですね。
次回が、楽しみです。ご紹介いただいたオルガニストの皆さま、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。(筆者)
ご協力いただき、ありがとうございました。
どういたしまして!おもしろかったです。桃代。
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☆日本のオルガン紹介:
写真提供:秋田アトリオンホール秋田アトリオン音楽ホール(秋田県秋田市)

この音楽ホールには、フランスのケルン社製の3段手鍵盤および足鍵盤付きの中型オルガンが1989年に設置されました。ホールオルガニストの香取 智子氏に、このオルガンの特長を伺いました。アトリオンホールは壁、天井に秋田杉がふんだんに使われているためとても柔らかく美しい音色です。
ディスポジションは秋田アトリオン音楽ホールHPを参照ください。
http://www.atorion.co.jp/ongaku/intro_diposi_pipe.html
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写真提供:秋田アトリオンホール

下記、香取氏から頂いたコメントです。
1.アトリオン音楽ホールのオルガンの特色について
フランス・アルザス地方のジルバーマン・オルガンの影響を受けた、日本で最初のケルン社製の楽器です。
第一鍵盤(G.O.)にVoix Humaine、CornetⅤの他にTierceを持つ等、G.O.とPos.はフランス古典期のオルガンの特徴を備えています。第三鍵盤(Recit)はホールのオルガンとして機能するように、Hauboitのようなロマン派の曲に必要なストップが置かれています。ペダルは16’からミクスチュアまで備え、どのような曲にも対応できるように考えられています。鍵盤は吊り鍵盤式。

2.好きなストップについて教えてください。
過去来日されたオルガニストの方々は、フルート4’が美しいとおっしゃることが多かったです。G.OとPos.のフルート4’は、それぞれとても心地よい響きを持ってて、よく歌ってくれます。私もとても好きな笛です。あと、Pos.のCromorneもソロでよく歌ってくれます。

3.お勧めの時代の曲(フランス古典!?)などあれば、お願いします。
やはり、フランス古典は比較的素直にレジストレーションできます。ただ、第3鍵盤が古典的ではないので若干工夫が必要なこともあります。その他、存外にリストが良く鳴ってくれますよ。
ご協力ありがとうございました。

次号も、たくさんのオルガン情報を掲載できるように頑張ります。


5 Comments to “Vol.1 創刊号”

  1. オルガンマン

    創刊おめでとうございます!

    大変な時代を迎えてしまいましたが、未来を信じて前を向いて歩んでいきましょう。

    日本に永住すると決意されたドナルド・キーンさんのような方もいらしゃるのですから、この国の住人があきらめたらいけませんよね。

    • bluebell@yuki

      早速にコメントをいただき、ありがとうございます。
      自分ひとりで出来ることは、とても小さいですが、みなさまのお力と知恵を借りながら、進んでいきたいです。
      夢は、ヨーロッパオルガンツアー!!
      今後とも、どうぞよろしく御指導をお願い申し上げます。

  2. のりまき

    創刊おめでとうございます。
    7月のコンサート、楽しみにしています。
    これからステキな音楽をたくさん提供してくださいね。

    • bluebell@yuki

      のりまきさん  コメントありがとうございます。大震災を経験した日本に対し、共に悲しみ何か自分のできることをしたいと
      熱い思いを持ってくださる方が、世界中にたくさんいることを実感しました。輪がつながっていくと信じて・・・
      最善を尽くします!!

  3. bluebell@yuki

    みゆきさん。早速にコメントをありがとうございました。こちらこそとても楽しい一時でした。
    是非、いつの日か絆を広げる企画をご一緒したいです!!今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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