Webマガジン”Orgue”

WebマガジンVol.4号  みんなの思いは東北へ。つながれオルガンの輪!!

みんなの思いは東北へ。つながれオルガンの輪!!

2012年も早2ヶ月が過ぎ、「2011年3月11日」から、1年を迎えることになりました。

みなさまお元気にお過ごしでいらっしゃいますか?

本日、Webマガジン第4号をご案内いたします。

今回は、大きな苦しみや悲しみを乗り越えて、各地でオルガンを通して、真の復興にむけて御尽力されているオルガニストの方がたの活動紹介です。今後も、ずっと応援していきたいすてきな方がたです。

☆3月3日  礼拝と音楽 特別企画「福島の祈り」    於)福島 郡山教会

☆3月18日       石巻市『遊楽館』開館7周年記念演奏会           於)宮城県石巻市  遊楽館こもれびフォーラム特設ステージ 

      「復興の響き~音楽の花束~」

☆4月29日、30日  「東北へ行こう!2012」    於)仙台市各会場

 

1. 3月3日に、日本基督教団が出版されている専門誌「礼拝と音楽」主催の特別礼拝が、福島の郡山教会で、開催されました。

福島の方々は、地震、津波に加えて原発事故による目に見えない放射能にも苦しんでいらっしゃいます。

式文には、福島県内の日本キリスト教団の教会のみなさまから寄せられた「嘆き、叫び、祈り」の文が盛り込まれています。
PDFファイルを添付いたしますので、是非、みなさまお読みになってください。

福島の祈り .indd

福島の人の深い悲しみ、つらさがストレートに伝わり、心が痛みましたが、同時に前に向って生きていく芯の強さ

にも感銘を受けたました。同時代に生きる人間として、福島の方々気持ちに寄りそう責任があると思いました。

 

特別礼拝で奏楽された竹佐古 真希さんは、福島県在住のオルガニストで、震災直後からさまざまな形で、復興支援に

ご尽力されています。

今回の特別礼拝で奏楽され、「震災によってさまざまに傷つき断絶させられた場面も多くあったと思いますが、このように親しく想いをわかちあえる仲間が与えられ強まったこと、心から感謝をしています。願わくば皆さまともわかちあえますように。」

とご自身のブログでも語られています。

この特別礼拝は、Ustreamで配信され、ご覧になることができます。

http://www.ustream.tv/channel/makitakesako

 

☆3月18日  石巻は仙台から電車で1時間のところですが、津波で大きな被害を受けた場所です。

石巻市には、2005年に総合文化施設「遊楽館」が完成し、ホール前の吹き抜けのロビーには、パイプオルガンが

設置されています。(ホールは震災の影響で現在も使用不可)

3月11日の大震災で、オルガンも被害を受け、会館は避難所として利用されながら、楽器の修理をされ、

今年1月からオルガンコンサートが再開されたそうです。

後藤 香織さんは、国内外で演奏活動をされるオルガニストでいらっしゃいますが、この遊楽館からオルガン事業を委託され、今までにもオルガン講座や、オルガニストを招へいしオルガンコンサートを企画されています。

後藤さんは、持ち前のバイタリティーと行動力で、震災直後から、日本にとどまらず、各地で支援活動をされ、石巻の遊楽館のためにご尽力されています。「秋田オルガンかわら版の会」の仲間である後藤さんから、いよいよ3月18日にオルガンコンサートを開催されるという嬉しいお知らせをいただきました。是非、みなさまにご案内させていただきたいと思います。

日時: 3月18日(日)  14時

場所: 遊楽館 こもれびフォーラム特設ステージ    宮城県石巻市北村字前山15番地1

演奏: Maurizio Croci   解説とMC: 後藤 香織

詳細は、遊楽館HPをご覧ください。http://www.city.ishinomaki.lg.jp/yuugakukan/ibentinfo/tsudoi.jsp

後藤さんから、このコンサート開催に向け下記のメッセージをいただきました。

「2011年3月11日から、今日まで。心の痛み&生活の不自由さを抱えながら、石巻市『遊楽館』は、音楽文化の復興を目指して来ました。ORGANの修理までに4ヶ月・再開館までに7ヶ月(幾つかの施設は現在も修理工事中)そして、今年1月から音楽事業が一部再開しました。街の文化,人々の交流,心……目に見えないものを「復興」させる為に、新たな1歩です。」

香織さん、この新しい一歩は、必ず大きな一歩になります!!

 

最後に、

日本のオルガン界には、オルガニストとしてご活躍されている方がたがメンバーの日本オルガニスト協会と、オルガンに

かかわるお仕事をされている方や、オルガン愛好家も入会できる日本オルガン研究会という2つの団体があります。

今春は、2つの団体が連携して、被災地に赴き、仙台でオルガンコンサート、新卒業生の「新人演奏会」、被災地訪問、オルガン被災調査報告などが2日間にわたって開催されることをご紹介させていただきます。日本のオルガニスト、オルガン関係者が

東北に集います!!復興への長い道のりの中で、みんなの力がつながり大きな力となり続けますように願います。

3.「東北へ行こう!2012」

下記、2つの演奏会は、どなたでも入場できます。

4月29日(日) 14時       オルガン演奏会(入場無料。席数120限定)

演奏者:ジャン=フィリップ・メルカールト

場所: 日本キリスト教会 仙台黒松教会

仙台市泉区黒松3-6-14

4月30日(月)  15時      第39回日本オルガニスト協会 新人演奏会

演奏: オルガン専攻新卒業生

場所: 東北学院大学 泉キャンパス礼拝堂

仙台市泉区天神沢2-1-1

新人演奏会は、毎春、大学でオルガン専攻した新卒業生が各大学から集まり演奏するので、とても興味深い演奏会です。

若々しい演奏家の卵たちのデビュタントでもあります。

 

 


Vol.3号

Web マガジン Orgue     Vol.3    2011年8月

猛暑の中、みなさまお元気にお過ごしでいらっしゃいますか?
Webマガジン Vol.3号をご案内いたします。

Webマガジン‘Orgue’ Vol.2号とVol.3号は、特別企画でオランダ在住のオルガニスト塚谷 水無子氏によるオランダオルガン情報を特集いたします。引き続き、オランダ在住である塚谷さんならではの、興味深いオルガンのお話しをお楽しみいただければと思います。

次号から、日本のオルガン、オルガニストの方がたへのインタビューも再開いたします。ご期待ください。
目次:
☆世界のオルガン紹介         オランダ 塚谷 水無子氏 

♪オランダのパイプオルガンについて教えてください。
レンブラントやフェルメールが活躍した17世紀、18世紀がオランダの黄金時代。航海と貿易で得た巨万の富を投じてオランダ人は国中の町や村がわが町に、わが教会に・・・と幾千ものパイプオルガンを建造しました。これは、いわば町おこし。昔江戸っ子が神輿や着物の裏地に趣向を凝らして「粋」を競ったというけれど、それによく似ています。
オランダは国家予算を投じ、歴史的楽器を楽器建造当時そのままのコンディションに戻す、という大修復事業を敢行しました。パイプオルガンの修復を大々的に手がけた国は、ヨーロッパでもオランダだけです。修復は莫大な費用と年月が必要なため、国によっては修復をあきらめ新しい楽器を建造する、という選択肢をとる国も多いのです。その方がコスト的にも安いということで。
すごい話ですよね。現役で活躍する楽器の年齢が「250歳はザラ、長老は470歳」なのだから。オランダの子どもたちもこの話を聞くとビックリしていますよ。

聖ボファ教会

▲天井の木目も彩色も本当にきれいです。 ⓒShinji Otani               

♪CD収録に使用した聖バフォ教会のオルガンについて
日蘭通商400年の年に秋篠宮殿下ご夫妻がハーレムの聖バフォ教会をご視察されています。その折私はミューラーのオルガンのご案内役を務めました。殿下がパイプオルガンにご関心があり、ぜひ見てみたい、聴いてみたい・・・とのご希望だったそうです。お忙しいスケジュールの合間を縫って、殿下ご夫妻はお見えになりました。
ミューラー・オルガンをご視察された秋篠宮殿下がパイプを演奏台のバルコニーから御覧になると、「オルガンパイプといってもこんなに巨大なのですね。どうやって当時の職人たちはこれらのパイプを作ったのかしら…」と鍵盤をさわりつつオルガン建造当時に思いを馳せていらっしゃったのがとても印象的でした。殿下がおっしゃったフロントパイプ(写真)がどのくらい巨大か?というと、両手を広げても抱えきれないほどの大きさで、高さ10メートル近くあるのです。
ヘンデルや10歳の少年モーツァルトがオランダ王室の招きでこのパイプオルガンで演奏会をしたというエピソードを紹介すると、紀子妃殿下もこの楽器の歴史に思いを馳せておられるご様子でした。

▲バルコニーの演奏台からフロントパイプ。まさに壮観。     ⓒDaniel van Horssen

♪歴史的オルガンを演奏するとき、苦労する点などありますか?
規模の大きい歴史的オルガンはルネサンスから現代曲まで幅広いレパートリーを弾くことが出来ます。でも、それは鍵盤の音域がクリアすれば、の話。
歴史的楽器では“製品規格”という概念がまるで無視されています。現代の教会やホールにあるオルガンとちがい、歴史的オルガンは「鍵盤の音域」が狭いのです。ハーレムの場合、手鍵盤がト音記号の加線のレ(通常はファかソ)までしかありませんでした。私の前作《癒しのパイプオルガン》*では17世紀の楽器を使用したので、音域はさらに狭く「ド」まで。  
バッハで当たり前に登場する高音の『レ』が無くてレレレ?と(笑)。「弦楽のためのアダージョ」**や「アランフェス協奏曲」**の収録は苦労しました。 
音域やピッチ(415Hzや460Hz)、調律だけではありません。鍵盤の幅が(通常のピアノより)幅広だったり、鍵盤が分厚くて指がなかなか鍵盤の底部までおりないとか・・。逆もあって鍵盤ハーモニカみたいにペラペラの小ぶりの鍵盤というのもありますよ。
昔のパイプオルガンは、楽器に規格を与えるのではなく、自分の体や感覚をその楽器の仕様に合せていくのですね。こういう作業って、まさしく一期一会ですよね。
ⓒKing Records

ファーストアルバム《癒しのパイプオルガン》は1675年製作のパイプオルガンを使って収録。

**「弦楽のためのアダージョ」は《癒しのパイプオルガン》にて収録。

♪このオルガンで演奏するのに向いている曲は? 
北独のオルガン作品はなんでも演奏できます。第三鍵盤にある(Bovenwerk)の人の声を模倣したヴォクス・ユマーナ(Vox Humana)はオランダ独特の音。独特のレジストレーシフランスのヴォワ・ユメーヌと名前は似ていていますが音色は異なります。
ここでモーツァルトやメンデルスゾーンを弾いたら絶品。リストやレーガー、ブラームスに不可欠な渋みある音色も作れます。ハーレムの楽器はプリンシパルからフルート、リードまで多種多様に68ストップですから。フルートパイプが美しいのでクレランボーのようなフランス古典も似合います。世界最大の楽器は非常に懐が深いのです。

ⓒShinji Otani

2号、3号に渡り、貴重なお話しをたくさんいただき、ありがとうございました。塚谷さんは、12月1日には、川口リリアで、

12月24日には、石橋メモリアルホールと、日本でもコンサート開催予定です。

また一人、新しい切り口でオルガン音楽を演奏され、オルガン音楽を普及する方が増え、今年は楽しみな冬になりそうです。

塚谷さんの演奏は、youtubeでもお聴きになれます。

トッカータとフーガ     http://www.youtube.com/watch?v=EN19kr5SYoY

パッヘルベルのカノン  http://www.youtube.com/watch?v=D-AMI0XuFpk


Vol.2号 

Web マガジン Orgue     Vol.2                                                               2011年6月

Webマガジン Vol2号をご案内いたします。

Webマガジン‘Orgue’ Vol.2号とVol.3号は、特別企画でオランダ在住のオルガニスト塚谷 水無子氏によるオランダオルガン情報を特集いたします。オランダは現在でも古楽、オルガン音楽が盛んですが、少し前まで一家に一台ピアノではなく、一家に一台リビングに小型のハウスオルガンが置かれ、夕飯後にオルガン音楽を楽しむ時代もあったと、イタリア人の友人に以前、聞いたことがあります。

梅雨空の日本ですが、爽やかな初夏を迎えるオランダの地にしばし思いを馳せるのはいかがでしょうか?

オルガニストの輪と日本のオルガン紹介は、4号以降に掲載しますのでご了承をお願い申し上げます。

目次:
☆コンサートチケット完売御礼  

☆世界のオルガン紹介         オランダ 塚谷 水無子氏 
         

☆コンサートチケット完売の御礼: ブルーベルの森主催第1弾のオルガンコンサートですが、おかげさまで14時の部、16時半の部とも完売いたしました。心より感謝申し上げます。

また、チャリティーバザールは、たくさんの方(ベルギー人、ベルギー在住カナダ人、日本人)のご好意のおかげで、手作りスペキュロス、写真ポストカード、絵、コーヒー、タオル、ナプキンなどベルギーグッズを用意できることになりました。

この場をかりて、ご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。また、16日に、ご来場いただく皆様にお目にかかるのを楽しみにしております。ありがとうございました。

☆世界のオルガン紹介   

以下、塚谷 水無子氏の文章です。(青字は、管理人からの質問です。)

♪まず最初にオランダのパイプオルガンについてお聞かせください。

九州ほどの面積しかない小さな国、オランダ。アムステルダムやユトレヒトといった大都市だけでなく北部フリースランドの小さな町や村にも建造当時そのままのパイプオルガンを目にします。オランダは“歴史的パイプオルガン”とよばれる美しい音色とファサードをもつ楽器があちこちにある、というところです。風車やチーズだけではないのです。

オランダの教会はキリスト教にご縁の無い方に対しても、とてもオープン。教会の中に一歩足をふみいれると、そこには歴史的パイプオルガン。季節のいい春や夏なら各地の教会で演奏会が頻繁にあるので18世紀の美しい音色を気軽に楽しむことができます。余りにも気軽に聴けてしまうので拍子抜けするくらい。コンサートの後私の演奏を聴きに来て下さるオランダ人の方達とお喋りするたび「教会という所は宗教的な役目だけではなく、そもそも民衆のための憩いの場、出会いの場なのだ!」と実感させられます。(次号につづく)

♪CD収録に使用した聖バフォ教会(De Grote of St-Bavokerk)のオルガンはとても歴史的なオルガンと聞いていますが、歴史や特徴など教えていただけますか?

アムステルダムから20Km程西に位置する町、ハーレム(Haarlem)。王宮のあるデンハーグに程近いハーレムはオランダの由緒ある町として知られ、運河と美しい家々の佇まいにも気品が感じられます。グローテマルクト広場にオランダ最大の教会、聖バフォ教会があります。天空に届くパイプオルガンを建てたい…そんな当時の人々の願いが詰まったこの教会。ここにCD《愛と祈りの・・・》の収録に使用したパイプオルガンがあります。

1738年パイプオルガン建築の巨匠クリスチャン=ミューラーが建造した3段鍵盤68ストップの世界最大級の楽器。ミューラーは幾千ものパイプの音色と残響が広い堂内に三次元的に拡散するようにオルガンケースを設計。オルガン建築史上革新的なことでした。

オランダのパイプオルガンの特徴は、バロック期のプレリュードで使用するプリンシパルパイプの音色が力強く明るい。このオルガンを聴くと特徴がよくわかります。足鍵盤には32フィートのプリンシパルパイプ。ちなみに32フィートはピアノの実音の2オクターブ下の音域。パイプオルガンは低音域の音色を重ねづけすることで音に深みと迫力が、ミクスチュアなど高次倍音のパイプを重ねると音に華やかさが生まれます。(次号につづく)


ⓒDaniel van Horssen

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ⓒMinako Tsukatani

ゴシック様式の外観が美しい聖バフォ教会。ユネスコ文化遺産に登録されている。

 

♪お気に入りのストップがあれば教えてください。

本音申せばお気に入りのストップは無い(笑)。人間の魅力を一語で語れないのと同じ。オルガンは千差万別。パイプオルガン奏者のミッションは楽器の王様たるパイプオルガンの個々の楽器の魅力の全てを演奏会のプログラムでひき出すこと。弾く前にディスポジションで憶測もできますが即興して初めてわかる“隠れた魅力”にも遭遇します。だから白紙の状態でいたい。好き嫌いや先入観があると宝物を発見出来なくなってしまうようで・・・

パイプオルガンの醍醐味は“orgel pleno”とよばれる、バッハのトッカータとフーガニ短調のような強烈なフォルテと、フルート属の繊細なピアニッシモが「1台の中に共存」すること。スペクタクル的な響きが広がったと思ったら、天井から4フィートのフルートパイプ1本の音色が舞い降り、パイプ1本の音色の筈なのに豊かに響き渡る。濃厚で重厚な音と素材一本勝負の音。このコントラストが、演奏していてたまらないですね。

♪発売されたCD《愛と祈りのパイプオルガン》についてご案内ください。

パイプオルガンをリラックスしながら聴いてもらいたい。宝石箱のように多彩なオルガンパイプの音色、レジストレーションをゆったり堪能してほしい…ずっとそう思っていました。ウンチク抜きで聴く人の耳にスッと心地よく入ってくるパイプオルガンのCDを製作したい。そんな思いから《愛と祈りのパイプオルガン》が誕生しました。

選曲と編曲、レジストレーションにこだわった当人(つまり私)は大真面目にサティやベートーヴェンを選びました。パッヘルベルにはバッハのトリオのレジストレーションを、ベートーヴェンにはロマン派的Fond d’orgueという音を・・・と緻密な楽曲考証を重ねつつ。シンセサイザーでは体感できない究極の聴き心地を提供しよう、と思っていましたから。 

アカデミズムから大きく脱線したかのように見えるかもしれません。でもトランスクリプション(編曲)は19世紀から既にさかんだったこと。《ハレルヤコーラス》や《悲愴》が皆様の心のビタミンになりますようにと、心から願っています。

ⓒKing Records

 

 

♪今後の予定をお知らせください。

2011年6月24日(金)13:00- 於 アムステルダム 西教会(Westerkerk) 

ランチコンサート           共演:マリアン・ヤスパース・フェイヤー(フルート)

2011年7月9日(土) 13:30-  於 ライデン ホーフランドス教会(Hooglandsekerk)

オルガンプロムナードコンサート   共演:マリアン・ヤスパース・フェイヤー(フルート)

2011年9月10日(土)13:00-/ 14:00-/ 15:00- /16:00- (各15分)     於 アムステルダム 西教会(Westerkerk) 

モニュメンタルデーコンサート(Open Monumentendag)

2011年9月11日(日)13:00-/ 14:00-/ 15:00-  (各15分)      於 アムステルダム 西教会(Westerkerk) 

モニュメンタルデーコンサート(Open Monumentendag)

2011年9月11日(日)16:00-   於 アムステルダム 西教会(Westerkerk) 

モニュメンタルデーファイナルコンサート(60分)

2011年9月30日(金)13:00-   於 アムステルダム 西教会(Westerkerk) 

ランチコンサート

2011年12月1日(木)19:00-  於 川口リリアホール 

クリスマスパイプオルガンコンサート 

Aプロ「宙」

               共演:青島広志、東京大学管弦楽部有志

               曲:弦楽のためのセレナーデ(チャイコフスキー)

                                                   ダースベーダーのテーマ(J.ウィリアムズ)他

2011年12月24日(土)13:00-  於 石橋メモリアルホール 

クリスマスオルガンコンサート

Bプロ「愛」

                                            共演:青島広志、東京大学管弦楽部有志

               曲:オルガン協奏曲 ヘ長調(ヘンデル)

                                                   パッヘルベルのカノン

                                                   トッカータとフーガ ニ短調 他

2012年1月14日(土)14:00-   於 宝塚ベガホール

ニューイヤーパイプオルガンコンサート

               共演:青島広志

♪プロフィール

塚谷 水無子(つかたに・みなこ/パイプオルガン)

東京芸術大学楽理科在籍中よりパイプオルガンをはじめる。アムステルダム音楽院、デンハーグ王立音楽院修士課程を首席で卒業。国際シュニットガー・オルガンコンクール入選以来、欧州、日本各地でコンサートに多数出演。世界初演も数多くこなす。オランダよりリリースしたCD「風のささやき第1集」が特選盤に選出。キングレコードよりCD《癒しのパイプオルガン》で国内盤デビュー。セカンドアルバム《愛と祈りのパイプオルガン》(同)が「レコード芸術」で準特薦に。パイプオルガンを今井奈緒子、早島真紀子、ジャック・ファン・オールトメルセン、ジャン・ボワイエ、即興演奏をヨス・ファン・デア・コーイに師事、音楽学を角倉一朗に師事。現日本演奏連盟会員。サントリーホール、東京オペラシティ、カザルスホール、神奈川県民ホールなど出演多数。

公式サイトwww.minakotsukatani.com

 

 

♪貴重なお話しをたくさんいただき、ありがとうございました。

次号もご期待ください!


Vol.1 創刊号

Web マガジン Orgue     Vol.1 2011年4月

この度、オルガンが大好きな方に楽しんでいただけるためのWebマガジンを創刊しました。
国内外のオルガン紹介や、オルガニストの方がたへのインタビュー、オルガンの質問箱、
コンサート紹介などをしていきます。
読者のみなさまからのリクエストも受け付けますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
記念すべき創刊号は、盛りだくさんになっています。お楽しみください。

目次:
☆自主企画オルガンコンサート 第一弾 7月16日
☆世界のオルガン紹介         ベルギー王国 フィニエステール聖母教会
☆オルガニストの輪(インタビュー)  国分 桃代さん
☆日本のオルガン紹介         秋田アトリオンホール

☆自主企画オルガンコンサート 第一弾!!!!!
2011年7月16日(土曜日)に世田谷区の松本記念音楽迎賓館に国分 桃代さんをお迎えして
オルガンコンサートを開催します。
オルガンとチェンバロを演奏し、バッハのオルガン曲についての解釈や、今だからこそ「命」についてなど
のお話しをされます。
解説は、日本語と随時フランス語でお願いし在日ベルギー人の方にもたくさんお出でいただきたいと考えています。ベルギー製のオルガンを使いサロンのような場所で、土曜日の午後のひと時に、ヨーロッパで活躍している国分さんの演奏で、バッハの曲を聴く極上の時をお過ごしになりませんか。
このHPからコンサートのお申込みもできますので、詳細は、コンサート案内をご覧願います。
たくさんの方にお出でいただくのをお待ちしております。

尚、当日は、ベルギーグッズ、CDを販売し、売上げの全額とコンサート売上げの一部を
日本赤十字社を通じて東日本大震災の被災地に寄付いたします。

☆世界のオルガン紹介:
ベルギー王国の首都ブリュッセルの繁華街の真ん中にある教会です。
近くには、大野 和士さんが指揮をされていたオペラで有名な王立モネ劇場があります。
フィニエステール聖母教会は、ベルギー王室にもゆかりのある教会です。
毎週月曜日にオルガンの無料コンサートが開催されています。
このコンサートは、今回、インタビューをさせていただいた国分 桃代さんが主催されています。
オルガンについては、インタビュー記事の中をお読みください。
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☆オルガニストの輪(オルガニストの方と毎回、インタビューをします)
国分 桃代さん
国分 桃代さん

国分 桃代さんはベルギーのブリュッセルにあるフィニエステール聖母教会のオルガニストです。
国内外での演奏活動のほか、オルガン指導、合唱指導もされ、奏楽者としても演奏家としてもご活躍されています。オルガニストでいらっしゃるご主人さまとのすてきな連弾コンサートや、とても可愛いお嬢様の良きママでもあります。どうぞよろしくお願いいたします。

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♪オルガニストでいらっしゃるフィニエステール教会のオルガンについて教えていただけますか?
1856年にベルギー人のイポリート・ロレ氏によって建造された後期古典ー初期ロマン派の3段鍵盤36ストップのオルガンです。
20世紀中頃にネオバロックの流行で、いろいろなストップが付け足され演奏台も電気式になったのですが、ブリュッセルでも随一のショッピングセンターに面している教会のため、正面にあるイノヴァシオンデパートの火災の水害で1970年にまったく使えなくなりました。
そのあと2000年 までオルガンは使用が不可能だったのですが、ベルギー、スパのトマオルガン工房に よって当時の姿に修復され、美しい音色がよみがえりました。

♪オルガンとの出会いについて教えてください。
職業として興味を持ったのは、子供のころから通っていた教会学校で伴奏をするのが好きだったことから。また、自分は声が小さいので、朗々としたオルガンの「声」に惹かれたことと、鍵盤楽器が大好きでした。

♪オルガンを弾いているときに大事にすることは何ですか?
耳だけを使って音楽作りをすることです。音響もオルガンも場所が変わったり、人の入り具合によって様々に音が変わるので、自分の頭の中で音楽を作りきらないようにしています。

♪お好きなストップがあれば教えてください。
ストラスブルグの「神はわが盾」教会のゲムスホルン8フィート。
フィニステール教会のハーモニック・フルート8フィート。
名前が同じでもオルガンによって音が違うので一概にはいえませんが、
カンタトンQuintatonがあると必ず使いたくなります。

♪オルガン曲で好きな曲を1つあげるとしたら何ですか?
Bachから1曲:トリオソナタ第3番ニ短調
その他から1曲:モーリス・デュルフレのアランの名によるプレリュードとフーガ

♪今回、製作されたCDについての思い出や、こぼれ話しなどがあれば教えてください。
今作っているCDで、膨大な時間数ある録音を逐一自宅で聴いて選び、スタジオでモンタージュしてもらっているところなのですが、演奏はいいとしても、アシスタント(夫)や録音技師(親友)とのやりとりも録音されているので聞くことになります。その会話の自分の言い方を聞いていると、自分がどんなにヒドい人かわかって身につまされます。
そんなことないですよ。音楽に対して桃代さんはいつも真剣勝負なだけです。普段は、とても楽しい
体育会系ママです。(筆者)

♪ベルギーのオルガン事情について教えてください。
古い楽器がたくさんあります。良い状態のものも西暦2000年ごろをピークに増えましたが、修復待ちの楽器のおびただしいこと!
まだまだ弾けない状態の楽器がたくさんあることを思うと残念ですが、長期的には希望があるのではないでしょうか。

♪今後の予定、やりたいことなどあれば教えてください。
オルガンのないところに移動式のオルガンを持って行って演奏する。
私も是非、企画したいです。(筆者)

♪最後に、このインタビューは’オルガニストの輪’という趣旨で、次にインタビューをさせていただくオルガニストをご紹介していただくようにしています。どなたか、ご紹介いただけますでしょうか?

〇〇さんですね。(次号をお楽しみに!!)ヒント:国内外での演奏活動をはじめ、所沢ミューズのオルガン講座講師としてもご活躍の方ですね。
次回が、楽しみです。ご紹介いただいたオルガニストの皆さま、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。(筆者)
ご協力いただき、ありがとうございました。
どういたしまして!おもしろかったです。桃代。
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☆日本のオルガン紹介:
写真提供:秋田アトリオンホール秋田アトリオン音楽ホール(秋田県秋田市)

この音楽ホールには、フランスのケルン社製の3段手鍵盤および足鍵盤付きの中型オルガンが1989年に設置されました。ホールオルガニストの香取 智子氏に、このオルガンの特長を伺いました。アトリオンホールは壁、天井に秋田杉がふんだんに使われているためとても柔らかく美しい音色です。
ディスポジションは秋田アトリオン音楽ホールHPを参照ください。
http://www.atorion.co.jp/ongaku/intro_diposi_pipe.html
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写真提供:秋田アトリオンホール

下記、香取氏から頂いたコメントです。
1.アトリオン音楽ホールのオルガンの特色について
フランス・アルザス地方のジルバーマン・オルガンの影響を受けた、日本で最初のケルン社製の楽器です。
第一鍵盤(G.O.)にVoix Humaine、CornetⅤの他にTierceを持つ等、G.O.とPos.はフランス古典期のオルガンの特徴を備えています。第三鍵盤(Recit)はホールのオルガンとして機能するように、Hauboitのようなロマン派の曲に必要なストップが置かれています。ペダルは16’からミクスチュアまで備え、どのような曲にも対応できるように考えられています。鍵盤は吊り鍵盤式。

2.好きなストップについて教えてください。
過去来日されたオルガニストの方々は、フルート4’が美しいとおっしゃることが多かったです。G.OとPos.のフルート4’は、それぞれとても心地よい響きを持ってて、よく歌ってくれます。私もとても好きな笛です。あと、Pos.のCromorneもソロでよく歌ってくれます。

3.お勧めの時代の曲(フランス古典!?)などあれば、お願いします。
やはり、フランス古典は比較的素直にレジストレーションできます。ただ、第3鍵盤が古典的ではないので若干工夫が必要なこともあります。その他、存外にリストが良く鳴ってくれますよ。
ご協力ありがとうございました。

次号も、たくさんのオルガン情報を掲載できるように頑張ります。


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