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横浜美術館でオルガンコンサート!?

2013-02-18

さて記念すべき第1回目は、昨年末に横浜美術館で開催されたオルガンコンサートについてご報告したいと思います。

(注:このコンサートでは、会場が美術館でパイプオルガンが設置されていないので、電子楽器を活用しています。)

オルガンコンサート at  横浜美術館      

          ~クリスマススペシャル~

横浜市といえば、、

異国情緒ただようお洒落な港町として有名ですが、実は、本格的なオルガン音楽を気軽に楽しめる町としても

人気があります。私も、気軽にあちこちのコンサートを聞きに、よく出没しています(笑)

 

横浜みなとみらいホール

ランドマークタワーに隣接するクィーンズスクエア横浜アット内にある「横浜みなとみらいホール」です。ここには、ルーシーという愛称で呼ばれている米国Fisk社製(62ストップ 手鍵盤3段、足鍵盤)のオルガンがあります。みなとみらいホールでは、国内外の著名なオルガニストのコンサートが定期的に開催され、また毎月第4木曜日のお昼には「1ドル オルガンコンサート」があり、ショッピングや食事のついでに、気軽にオルガンコンサートを楽しめます。夏の子供向けのオルガンコンサートなども、とても人気があります。

 

また公共自治体主催のホールでは、とても珍しい「オルガンインターンシップ」制度をとり、若いオルガニストたちにホールオルガニストとして必要なことを勉強する機会を設けているのも大きな特長です。彼女たちは、ルーシーズと呼ばれ、卒業後もみなとみらいのオルガンのために、いろいろな活動をしています。

 

神奈川県民会館

神奈川県民会館は、山下公園通りに面して、すぐ裏には中華街もあり、アフターコンサートも楽しめる場所にあります。

ここには、1974年9月に設置されたドイツのクライス社製のオルガン(30ストップ 手鍵盤3段、足鍵盤)があり、オルガンコンサートや、お昼時には無料のプロムナードコンサートを開催し、オルガン愛好家に長く楽しまれています。

              

 

横浜美術館、、

会場である横浜美術館は、みなとみらいホールからも徒歩圏の便利なところに位置にあります。

丹下健三氏の設計で、1989年に開館しました。建物の外観はシンメトリーで重厚な雰囲気です。

正面入り口を入った所は、グランドギャラリーと呼ばれ三階くらいの高さの吹き抜け部分があります。ここが今回のコンサート会場になりました。床は御影石で、とても響きのいい空間になっています。

 

 

なぜ!?横浜美術館でオルガンコンサート?

横浜美術館のオルガンコンサートは全5回シリーズで、今回が4回目になります。

横浜美術館のスタッは宮野律子さん。オルガニストの山口綾規さんが企画・プロデュースされています。楽器の支援は、ローランド㈱から提供されコンサートが実現しました。

山口綾規さんは、クラシックからジャズまで音楽のジャンルを超えオルガンが楽しめるコンサートを国内外で多数、開催されています。私も、TRMのコンサートを含め、山口さんのコンサートに何度か伺わせていただいたことがありますが、いつもたくさんの観客の方が、コンサートを楽しんでいらっしゃいます。

その中で私が印象に残っているのは、2011年4月21日に、サントリーホールで「東北応援チャリティー・コンサート~仙台フィルとともに~」というガラコンサートです。

まずコンサートの最初に、山口氏がメンデルスゾーンの曲を献奏されたのですが、サントリーホールにいる会衆全員の祈る気持ちが1つになったことを今でも覚えています!

 

さて、いよいよコンサートのはじまりです!!

今回、山口さんと共演されるソプラノの江田雅子さんは、東京芸術大学で博士課程まで修められた才色兼備のソリストです。やはりオルガンに一番あうのは、人の声だと思うので、とても楽しみでした。

さて、美術館は18時までなので、閉館の案内が館内に流れると、いつのまにかギャラリーに人が集まりはじめました。はじめに用意していた椅子は、あっという間に満席。スタッフの方が慌ただしく追加の椅子を用意されている中、後方正面に椅子を置き、聞かせていただきました。

そして18時。時間通りに、コンサートが始まりました。ソプラノ歌手の江田雅子さんは、美しいオレンジ色のドレスで登場され、エスコートするように山口綾規さんも登場。

まず、J.S.バッハの曲「あなたがそばにいたら」BWV.508を歌われました。

江田さんの透明感のある伸びやかで美しい声が空間に響き、美術館のギャラリーがバロックの空気に包まれました。

続いてバッハとリストの「アヴェ・マリア」を聞き比べを楽しんだ後、山口さんのオルガンソロ。

バルバストルの「ノエルの変奏曲」は、いろいろな音色を使い、クリスマスらしいすてきな演奏でした。フランクの「天使のパン」などを演奏されました。

                    

歌もオルガンも、ヨーロッパの石造りの教会で聴いているような美しい響きでした。70名以上のお客様も、歌とオルガンの音色をゆったりと聴きいり、楽しまれているようでした。

山口氏は、このコンサートの3日後にみなとみらいの大ホールで、クリスマスオルガンコンサートを開催されましたが、満席だったそうです。

最終回は2月22日(金曜日)、開演は18時です。次回もオルガン+αでとっておきの内容を企画中です。『美術館の展示はロバート・ギャバ/ゲルダ・タロー 二人の写真家です。開演までのお時間はこちらをお楽しみください。皆さんのご来館をお待ちいたしております!』宮野さんからのメッセージでした。次回もお邪魔する予定です。楽しみです。

さてエンディングにあたり、ここでコンサートの一部をお聴きいただきましょう。特別に許可をいただいてデジタルレコーダーで録音させていただいたのですが、イヤホンマイク(?ですね)で録音していますのでコンサート会場にいるような臨場感が味わえますよ。なんと私が聴いたままということになります。そんなことが出来るんですね。ヘッドホン再生専用ですのでイヤホンかヘッドホンでお試しください。コンサートのオープニングナンバーでJ.S.バッハ「あなたがそぼにいたら」です。    

最後までお付き合いいただきありがとうございました。今回のコンサートいかがでしたでしょうか。それではまた。次回のコンサートレポートをお楽しみに!

≪是堀噺≫

ローランドは秘かに知る人ぞ知るクラシックオルガンの気鋭のブランドで、私の近しいオルガニストの先生も昨年ご自宅の練習用に購入されたようです。今回セッティングに来られていたローランドの辻江さんによりますと、今回のオルガンも同じ性能のものらしいのですが、こうして聴いてみた限りでは電子ではありますが山口さんの世界観がちゃんと伝わってくるので少し驚いています。今回は歌と響きを合わせるためにオルガンのリバーブは「ゼロ」にしたそうです。「“素”ですョ。音きれいでしょう!」と辻江さん。皆さんご承知のとおり、パイプオルガンは基本的には“建築物”ですので、聴いてみたい場所で手軽に聴ける類いの楽器ではないのですが、こうしてライブでオルガン曲がどこででも楽しめるというのは価値があるように思います。オルガンについては下記まで。「ブログ見た」と申し添えていただければオルガンの資料と一緒にバイノーラル試聴用CDをプレゼントしていただけるそうです。今回ご紹介した録音データもバイノーラルですのでどういったものかまずお試しください。

J.S.Bach あなたがそばにいたら BWV508  

取材協力:横浜美術館 http://www.yaf.or.jp/yma/

<オルガン:Roland C-380+拡張スピーカーセット、録音機材:Roland R-05(レコーダー)+CS-10EM(イヤホンマイク)、ローランド辻江:tsujiej@roland.co.jp TEL03-3251-1390 携帯090-7366-3363>

※1WAVファイルで録音してMP3に変換しています。

※2録音素材は主催者、演奏者の許可を得て掲載しています。著作者に無断で公開、複製、ネットワークを通じて送信できる状態にすることを禁じます。©横浜美術館

 


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